葬儀業界の問題点と改善するために

葬儀業界の問題点と改善するために

昨今の葬儀業界における問題点を見てまいりましょう。
葬儀業界における問題点は、サービス面における提供内容、わかりにくい料金システム、環境負荷の三つに分かれると考えられます。
サービス面における提供内容についての問題は、事前の打ち合わせ等における説明が虚偽もしくは不十分であった場合・サービス内容が無断で変更される場合・確定的な契約前に段取りが進められてしまう場合などに見られます。
また、わかりにくい料金システムについては、競合他社との差別化を図るため、必要なものすら省いた安価な価格を提示してしまうことに起因する追加料金の問題や、心づけ等の慣習についての説明不足などが挙げられます。
このような問題は、サービスの提供が中心となってきた現代の葬儀業界では多くみられる問題で、葬儀社間のサービス比較を消費者が行う機会に乏しいこと・葬儀という事柄だけに葬儀社に任せっきりになってしまうこと・早く無事に葬儀をしたいという気持ちから見積もりの要求や打ち合わせが不十分となってしまうこと・消費者が葬儀の相場や必要な経費に慣れていないこと等が原因ではないでしょうか。
葬儀業界では、全葬連が中心となり、この問題について専門家としての情報の提供と助言・葬儀の選択権ないし決定権が遺族にあること、疑問や不明点に真剣に取り組むことなどを宣言しており、このような状況を打開しようとしています。
それに加えて、葬祭ディレクターといった資格を整備したこと、時代に合った形態に業界の体質を変えていっていることなどが重要な改善策として挙げられます。
最後に環境負荷について、日本は火葬にされる割合が99%にのぼり、火葬場での燃焼時にでる物質による環境への負荷が問題の一つとなっています。また、葬儀時に必ずいっていいほど使われるドライアイスを構成している二酸化炭素の排出も問題の一つです。
他の業界においても同様ですが、このような環境への影響に対する対策も今後の葬儀業界において解決しなくてはならない問題の一つとなるでしょう。 現在、すでに取り組んでいるところもあるので、消費者としては、二酸化炭素排出量の少ない車を買うのと同様に、環境に対して考えている葬儀社を選ぶ必要があるのかもしれませんね。